こんにちはiadekusです。今回は私が昨夜(9月20日)行った金(XAUUSD)トレードでの実体験をもとに、エリオット波動分析と戦略の組み立て方、そして「想定外の動き」による敗北から何を学んだかを共有します。
エントリー前のシナリオ構築
トレード前に構築していたのは、以下のようなシナリオです。
- 長期の上昇5波(インパルス)が完了
- 現在はA-B-Cの調整局面
- B波が戻り高値を形成しており、C波での下落を狙いたい場面
以下のチャートが当時の構造を示しています。

R1でのショートエントリーとその結果
私が実際にエントリーしたのは、R1(3,668.93)付近のレジスタンスライン。
- フィボナッチ0.786〜1.0戻り
- POCのすぐ下
- ネックラインと出来高が重なるゾーン
「ここを天井にC波が出る」と見てショートしましたが、結果はB波の進行が止まらず、損切りとなりました。

B波の裏切りから学んだこと
今回の失敗は、非常に大きな学びになりました。以下にまとめます。
良かった点
- 戦略的なエントリーポイントの選定
- POC、ネックライン、R1を根拠にしたロジカルな分析
- 想定外の展開でも損切りルールを守れた
改善点
- 調整波の形状(Flat or Expanded Flat)を視野に入れ切れていなかった
- 高値更新が“即シナリオ崩壊”だと早合点してしまった
- 下位足の反転サイン(RSIダイバージェンス、チャートパターン)をもっと待つべきだった

次回に向けて:再構築した戦略
フラット調整の可能性が高いことを踏まえて、以下のようにシナリオをアップデートしました。
- 最終B波ターゲット:3,684.45(2.618)〜3,709(4.236)
- 高値での失速と下位足の反転パターンを待ってからショート
- C波ターゲットは 3,642 → 3,620 → 3,590 の順で分割利確を視野に
- B波失速が見えるまでは押し目買い
再びチャートを精査し、次のエントリーポイントを冷静に探っていきます。
まとめ:勝ちよりも「価値ある負け」を
今回のような「期待値の高い損切り」は、トレーダーとして成長する上で非常に重要です。
戦略的に仕掛け、リスク管理を徹底し、そして状況が崩れたら冷静に撤退する——それこそが勝ちトレーダーの思考回路。
次回は、今回の続きとしてC波のエントリー戦略や再トライのタイミングをシェアする予定です。お楽しみに!


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