🟡【ゴールド環境認識】高値圏レンジからの次の一手は?(2025年7月17日)
2025年7月17日時点のXAUUSD(ゴールド)について、日足・4時間足・1時間足を用いて環境認識を行いました。現在の相場は「高値圏でのレンジ継続」。その背景と今後のシナリオについて、詳しく見ていきます。
🔸日足:上昇トレンドの高値圏レンジ

- ゴールドは長期的に上昇トレンド継続中。しかし、現在は3350〜3450ドル付近でのボックス相場に突入しています。
- 出来高プロファイル上、最も取引が集中している価格(POC)は3328ドル。この価格帯での攻防が続いており、市場のバランスポイントと言えます。
- 下には3230〜3270ドルに厚いサポートゾーンが存在しており、買い勢力の支えどころです。
- 移動平均線は横ばいで、トレンドが一服している状態を示唆。
- RSIは中立圏(50付近)で推移しており、トレンド発生の兆しはまだ見えません。
🔹4時間足:三角持ち合いで様子見ムード

- 4時間足では、高値切り下げ・安値切り上げの三角持ち合いが明確。
- 出来高プロファイルのPOCは3335ドル付近。このあたりが短期的な攻防ライン。
- 紫のサポートゾーン(3280〜3300ドル)には買い圧力が集中しており、ここを割れるかどうかが今後の鍵になりそうです。
- CHoCHやBOS(構造転換)の出現が多く、ノイズの多い不安定な地合いが続いています。
- RSIは50前後を推移し、方向感の乏しい相場展開。
🔻1時間足:短期は売り優勢、リターンムーブ中

- 1時間足では短期的な下降トレンドが確認できますが、直近はPOC(3355ドル)への戻りを見せており、戻り売り勢と買い勢力が交錯しています。
- 注目すべきサポートは4Hと共通で3280〜3300ドル、ここを割れると下落加速の可能性。
- レジスタンスは3350〜3360ドル。このラインを超えるかどうかで、相場の勢いが変わる重要局面です。
- RSIはやや買い優勢ですが、まだ明確なトレンド転換のサインは出ていません。
📌まとめと今後の注目ポイント
視点 | 状況 |
---|---|
長期(週足〜日足) | 上昇トレンド継続中。ただし高値圏レンジ入り。 |
中期(4H) | 三角持ち合い形成中。方向感模索のフェーズ。 |
短期(1H) | 戻り売り優勢も、反発兆しあり。上下どちらも警戒。 |
重要サポート帯 | 3280〜3300ドル |
重要レジスタンス帯 | 3350〜3360ドル |
出来高の節目(POC) | 3325〜3330ドル |
🔮今後のシナリオ想定
☝️上昇シナリオ
- 3350〜3360ドルを明確に上抜け → 3400〜3450ドルのレジスタンス再テスト。
- 日足のボックス上限ブレイクで再上昇トレンド入りの可能性。
👇下落シナリオ
- 3280ドルを明確に下抜け → 3220ドル、さらには3100ドル付近まで調整の可能性。
- 特に、出来高帯を割り込むと下落が加速しやすい点に注意。
今は「動き出し前の静けさ」のような状態で、どちらにブレイクするかで次の展開が大きく変わります。方向感が出るまでは無理なポジションを控え、重要ラインでの反応を見極めてから動くのが得策と言えるでしょう。
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